2005年10月13日

弟さんの話■ペルザー家 虐待の連鎖

以前読んだ本「”It”と呼ばれた子」の著者デイヴ・ペルザー氏の
実の弟であるリチャード・ペルザー氏の書いた本を
またもや実家から借りてきて読みました。

5人兄弟のペルザー家で、デイヴ氏は確か(←ここが曖昧なのはどうよ)2番目、
リチャード氏は4番目の子供なので、同じ出来事でも視点がまったく違い、
かなりの衝撃でした。

デイヴには唯一のヒーローであった父親が、リチャードにとっては
家に寄り付かない知らないオジサンであったり、何よりデイヴという兄の存在は
リチャードにとっては「地下室で飼われているitという生き物」だったという
生々しく勇気ある告白が綴られていました。

母から与えられた監視役という安全な地位を守るために虐待に加担し、
いつしか虐待に快楽すら覚え、そんな自分に罪悪感を抱き始めた彼は
ある日突然家からいなくなったデイヴに取って代わってしまうという展開…。

両方を読んでみて感じるのは、デイヴよりリチャードの告白の方が記述が曖昧で、
表現としては兄の方が過酷な虐待を受けていたように思えるのですが、
彼はその分どうしてと目を見張るような強い意志と知恵で困難を切り抜けてきた一方、
弟は可哀相なくらい無力で受け身で、何より自分の過去への罪悪感が強く、
そして兄のように保護もしてもらえず、より複雑な立場にいたのだろうということです。

「”it”と呼ばれた子」は「幼年期」は壮絶な虐待の話ですが、その後の
「少年期」「完結編」は彼の尊敬すべき心を綴った素晴らしい物語です。
なのでこの「ペルザー家 虐待の連鎖」もそうなってほしいものです。
続編が出たら(そして母が買ったら)、是非読みたいです。

この予定外の読書が再び「ハリポタ」(炎のゴブレット)のページを止めました…。
毎度ながら勢いに乗るまでが長い(>_<)
もうすぐ映画始まっちゃいますね!!
posted by コト at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書★漫画・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。